エコメッセ大田・環境講座

Pocket

「エネルギー基本計画の見直し エネルギーのことを共に学ぼう」

日時:2018年2月18日(日)14:00~16:00 大田区民プラザ会議室

講師:吉田明子さん(国際環境NGO FoE Japan/eシフト)

 

講座で学んだこと

新聞報道では再生可能エネルギーをめぐり、自民党内からも全電源に占める政府目標が低すぎると大幅修正を求めたとあります。

しかし、経産省基本政策分科会では「省エネは必要だが再エネは高い、原発再稼働のスピードが遅い」などという議論がいまだに占めており、再エネ重視のメンバ-が極端に少ないことに驚かされます。

いまだにある中央集権型エネルギー構造をベースに「資源が乏しい日本」と「世界の状況」を比較する旧来思考に対し、自治体の視点・再エネビジネス・サステナビリティを重視し始めた大きな変化を知っておくことが重要です。

また、電力自由化の負の側面である価格競争に消費者も加担させられていることも認識しておくこと。世界の流れは省エネ・再エネ促進・CO2削減に向かっているにも関わらず、日本では増設した石炭火力で増えるCO2を再エネと原発で相殺しようとしています。新電力へのスウィッチングの中身を再エネ重視の電力会社に向かわせることが重要です。