仙台で被災地仕事起こしの事例を見学
エコメッセでは昨年より、被災地支援活動として、郡山に避難している富岡町の支援活動を進めています。
今回、仙台で仕事起こしの活動をしている事例があると聞き、8月28日、仙台市の『共生地域創造財団』を訪れました。
ここは震災後、ホームレス支援全国ネットワーク、グリーンコープ、
生活クラブの3団体によって組織された震災支援団体。
ここが仕事起こしの支援をしているうちのひとつ『WATALIS』と、その近くにある『いちごっこ』でもお話をうかがってきました。
『共生地域創造財団』の事務所には、支援している団体の手作り品や資料が並ぶ。
仙台市の南、亘理町(わたりちょう)へ向かう途中。以前は見渡す限りいちごのビニールハウスだったそうだが、今は夏草が繁る。
ひまわりで垣を作り、加工用トマトを栽培していた。
震災後、皆が集い、語り、何かを一緒につくり出すことで町を復興しようと立ち上がった『てしごとプロジェクトWATALIS』。案内して下さった共生地域創造財団の蓜島さん(左端)と共に、代表の引地さん(左から2人目)にお話をうかがう。
白い棚に手づくり品が並ぶ。縫製を受け持ってくれる人は何人かいるが、審査が厳しく、商品となるまでには何度もやり直しになることも。
東急ハンズにも卸している。
かつて亘理に暮らす人たちが、着物の残り布で仕立てた<袋>にお返しの米を入れて感謝の気持ちをあらわしたという「ふぐろ」を、昭和の古い生地で再現した「FUGURO」。ひとつひとつがオリジナル。
亘理町のコミュニティ・カフェレストラン「いちごっこ」でランチをいただく。
店の前の物置の、大きないちごっこの絵が目印。
左が『NPO法人亘理いちごっこ』代表理事の馬場さん。
震災後、食事の提供のみならず、小さい子どもを持ったお母さん対象に、体操教室、お話会などを開催してきた。
地域のコミュニティセンターとして親しまれている。